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GSK PC-Parts? Review

更新日:2000.7.6

SONY「PEG-N700C」

 今回は、いつもと趣向を変えてパーツのレビューではなく製品のレビューを行いたいと思います。というか、CLIE User's Webringに登録した記念ということで・・・

SONY製PEG-N700C

 さて、購入してから結構時間が経ってからのレビューとなるこの記事ですが、現在までのシロクリの経緯をたどってみます。

 まず、購入日は、、、いや、まず最初にPalmとのかかわりから行ってみましょう。私がPalmというものを初めて認識したのはおそらく2000年開催のWorld PC EXPOだったと思います・・・。そのWorld PC EXPOは有給を使って会社を休んで行ったりしてます(汗)
 その当時のPalmに対する印象は「なんだか面白そうなものがあるなぁ・・・でも何に使ったらいいかよくわからんし・・・」という感じでした。それに対して、ザウルスには「家電クサくさていや」だったという印象を持ってます。また、PocketPCも出始めた頃でなんだかこっちはおもちゃっぽいという印象を持っていました。その中でいうとPalmに対する印象はなかなかよかったと言えるでしょう(マニア心をくすぐるというのか・・・)。
 その後少し間が空き、年明けから海外に出張に行かなければならない、という状況に陥ってしまいます。そこで目をつけたのが「電子辞書」。しかし、「電子辞書」というのもこれまた家電クサイもので、計算機に対しても同様のイメージがあります。そこで、「電子手帳のたぐいなら辞書ソフトも入っているだろう」という考えからすぐにPalmがひらめきます。もちろんPocketPCもひらめきました(しかしなぜかザウルスはひらめかなかった・・・)。この時は辞書ソフトが入っていて、さらに他に何か使えたらいいな〜という程度のものを要求していました。というところで調べるうちに、Palmには「KDIC」というソフトがあることを知ります。このとき、Palmは結構もりあがっていて、雑誌等も結構でていました。
 ということで、海外出張の手当を見込んでCLIE PEG-S500Cを買いに秋葉原に繰り出していました。ここまでがCLIEとの出会いです。

 さて、その後海外出張までいろいろとソフトをあさり、いろいろなアプリを入れ込みます。そして、海外出張はKDICのおかげでなんとか乗り切れるかな、というところ・・・あと一週間で帰国となるところでCLIEを落として液晶を割ってしまいます(かなり無惨なことになっていました)。
 日本に戻ってきて早速修理に出しますが二週間くらい戻ってきませんでした。その間に、新しいCLIEがでるとの発表があります(ちょっとこのあたりの時間があいまいですが・・・)。しかも、音楽再生機能!!見やすい液晶!ハイレゾ表示!ということで、現品を全く見ずにSonyStyleで注文してしまいました。

 で、発売日に宅急便で届きます。もちろん音楽再生機能を使うために白いメモリースティック(64M)を購入しました。最初の感想として、形は問題なく合格点でした。しかし、実のところカラクリの形が非常に好きで、実は今でも形と配色はカラクリの方がいいと思っています。さて、ここからは時系列に沿ってではなく、シロクリの機能を確認しながら不満点を探っていくことにします。

 さて、画面関係に関してですが、ハイレゾ画面は非常に綺麗です。フォントの綺麗さにつられて買った、という人もいるくらい確かにフォントは綺麗です。PalmOS4.0を搭載したm505の画面を見てもこれがシロクリより後に出た機種だということが信じられません。しかし、色数に関しては、16bitカラーではないため、惜しいというところがあります。それでもハイレゾのおかげで十分綺麗ですが。どうやら、ハードウェアは16bitカラーに対応しているのでさっさとPalmOS4.0へのアップグレードをどうにかして欲しいものです。
 さて、画面の切り替え速度の話になりますが、デフォルトでは画面の切り替えがかなり遅いです。そのあたりのPDAとしての軽快さは他機種に比べるときついと思います。しかし、アップデートを入れることとSwitchDashやPowerHiresを併用することによりかなり解消できるのですが、それでもm505などのPalmOS4.0搭載機種に比べると遅い!の一言です。しかし、画面切り替えは遅いのですが、アプリが動き出すと動作は非常に軽快です。このあたりはカラクリなどと比べるまでもなくきびきびした動作を見せてくれます。

 で、まず画面関係の満足のいく点としては以下のものがあげられます。

 逆に、画面関係の不満点としては以下のものがあげられます。

 次に、シロクリの目玉の音楽機能ですが、一番使っている機能がこれです。とにかく、でかくて重いポータブルCDプレイヤーを持ち歩かなくていいというのは非常にナイスです。音も問題なく、バッテリもそこらへんのMP3プレイヤーと比べても十分持ちます。しかし、いくつか不満点があります。

 まず、満足のいく点としては、、、

 逆に、音楽再生機能での不満点としては、、、

の四つがあげられます。
 まず、第一点目としてWMA再生機能ですが、WMAってWindowsに標準で入っているのと、WindowsMediaPlayerでさくっとエンコードできるのでエンコードが楽、という利点があげられます。エンコードに関しては、OpenMG JukeboxがあるのでATRAC3でもそれほど不便はないのですが、ファイルの扱い自体に制限があるため非常に使いにくい、という欠点があります。MP3のエンコードに関してはパッケージソフトを買わないとオールインワンの環境がそろわないという点が欠点です。
 次に、二点目。これは結構致命的なのですが、MP3とATRAC3がまぜて再生できないという欠点があります。これが非常に痛い。いちいち切り替える必要があるので、結局どっちかのフォーマットに統一して聴かざるをえない、ということになってしまいます。まぁ、青いメモステと白いメモステの価格差も2000円とそんなに致命的なほど大きくないので結局白メモステの128M一枚で対応していますが、そうなるとなんとなくエンコードが楽なのでATRAC3で聴いてしまうんですよね・・・。しかし、そうなると結構OSを入れ替える私にとってはいちいちめんどくさいという・・・
 三点目。これは自分的には結構痛い。というのが、低音が出てるのが好きなので、いつもポータブルCDプレイヤーでは低音ブーストかけっぱなしでした。しかし、シロクリにはそういう機能がないので低音が弱く感じてしまうのです。まぁ、現状のDSPではおそらくそのような機能をつけるのは無理だと思うのでどうしようもないんでしょう・・・。次のCLIEにはぜひイコライザーや低音ブースト機能がつくことを願ってます(←ってまた買い換えるつもり?)。現状でユーザーレベルで対応できることといえば、しっかり低音が出るヘッドホンを使うということしかないですね・・・
 とりあえず、WMA再生はどうもDSPの処理能力を超えるという話を聞いたことあるので無理かとは思いますが、せめて二番目のMP3とATRAC3のごちゃまぜ再生機能はどうにかして欲しいところです。

 さて、他にもシロクリはソフトをいろいろと入れることにより様々なことができるわけですが、たとえばNavin' You Pocketというソフトがあります。これは、地図ソフトで、母艦(Palmとホットシンクをするパソコン)で地図を切り出すことで、その地図をみることができます。で、実は地図も買ったのですが、いまだにシロクリで使ったことはありません。これは、単に母艦がノートなのですが、これにCD-ROMを接続するのがめんどくさい、というただ一点につきます。今後、自分としてはどう使いこなしていくか、というところが課題かと思います。

 ところで、Palmデバイスというのはいろいろと遊べて楽しいと思います。フリーのソフトから便利なシェアウェアまでいろいろと揃います。要は使い方次第だと思います。逆に、使おうという気がなければ無用の長物となってしまう可能性も高いと思います。
 ということで、今日も明日もMuchy.comでPalmwareをあさりましょう〜(笑)

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